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 水平線上に見えるあの影は一体何だろうか。その場所はまだ名付けられていない何処かであり、そこは新たな眼差しによって発見される。出来事を掴むことは、その定められていない場所にひとつの場所を与えることだ。私たちがそこに近づく回路はどこにあるのか。

 ものを作るという行為は人間の営みであり、普遍的なものである。しかし、もし「流動的である」という感覚がイメージやオブジェクトを近くする行為だけでなく、私たちが何者であるかという部分にも深く貫いているものだとしたらどうだろうか。道徳や倫理観は時代や文化とともに変わる相対的なものであり、ものを作るという行為は単なるブームに留まらず人間の進歩に不可避なのだ。

2016

900mm×900mm アルミ合板​

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